吉岡翔太
シェフ
福井県若狭町生まれ。家業の民宿で育ち、地元高校で調理の基礎を学ぶ。卒業後は関西の料理学校へ進学し、ミシュラン星付きのフランス料理店などで経験を積む。関西・関東のレストランで研鑽を重ね、「RED U-35 Silver Egg」「CHEF-1グランプリ2024決勝進出」など、若手料理人を対象とした全国的なコンテストで実績を重ねる。2025年、かつて“漁師の宿”として親しまれた実家に戻り、フランス料理を基調としたイノベーティブな料理で新たなスタイルを模索中。若狭の自然と文化に触れ、懐かしさと新しさが交差する宿へ。地元の食材を活かした料理と心温まるひとときを通して、海と山に囲まれたこの土地の、まだ伝えきれていない豊かさを届けたい。
岡田麻波
パティシエ
crépuscule/季節のお菓子とワイン オーナーパティシエ。福井県敦賀市出身。美方高校食物科卒業後、地元パティスリーにて洋菓子の基礎を学ぶ。新たな表現方法を知るべく神戸パティスリーに就職、県外での生活の中で福井の景色や食の豊かさを再確認する。その後、地産地消を学ぶべく福井restaurant cadreに就職。姉妹店である Apero&pâtisserie acoyaのシェフパティシエとしてオープニングから携わり、サスティナブルをテーマとしたお菓子や、地元素材を活かしたparfaitなどを手掛ける。
2024年12月地元敦賀にcrépuscule をオープン。レストランで得た経験を基にデセールとワインの組み合わせを提案し、県内外から足を運んでもらえる店舗づくりを目指す。
関水伸将
ソムリエ
Projekt Verbinden フリーランスソムリエ。神奈川県横浜市出身、大学卒業後飲食の道へ。株式会社ダイヤモンドダイニングにて、ワインエキスパートとソムリエを取得しレストラン業界に入る。東京丸の内や四谷、銀座のレストランで経験を積み、福井県へと移住しRestaurant cadreのシェフソムリエに就任。Apero & Patisserie acoyaでの勤務で日本酒と福井の文化学んだ後にフリーランスへ。Le JardinやSoinなどの現場でソムリエとして勤務しつつコラボイベント企画やワイングッズの販売、インポーターの誘致を手掛ける。日本で9人目となる日本ドイツワイン協会連合会ドイツワインケナーエキスパートを取得し、ドイツワインの普及活動を行いながら、敦賀市crépusculeを拠点として福井県での飲料文化の発展に貢献するべく活動。
鳥羽宏昇
生産者
Grandfarm株式会社代表取締役。本プロジェクトのリーダー。福井県立大学卒業後、福井県や美浜町役場で農業行政やブランド開発に携わり、2022年に新規就農。現在は水稲25haと白ネギ5haを中心に栽培している。食材は全国のミシュラン星獲得店や食べログアワード受賞店など、多くの料理人から選ばれ、確かな品質と信頼で食のプロから高い評価を得る。有機にこだわり、食材本来の甘さを最大限に引き出す栽培に挑戦し、特にコメ「いちほまれ」は大粒で甘く、白ネギ「初恋」は糖度20を超える。
農業と外食産業それぞれの価値向上を目指す。